こんにちは!カナダ生活6年目のようぺーです!我が家では2021年の12月に第一子が生まれたました。妊娠がわかった時に思ったことが「カナダでの子育て費用ってどれぐらいかかるのだろうか?」ということ。
日本の場合だと「大学まで公立学校に通わせた場合でも1,000万円ぐらいは目安としてかかるよ!」っと言われたりしますよね。もちろん、一括で1,000万円という大金がかかるわけではないですが、備えておかないと家計的にはちょっと大変。
将来的にお金の事が問題になって、「幸せな生活が音を立てて崩れていく」なんていう、残念な未来にはしたくないじゃないですか。
とうわけで、子供のお金の事で苦労しないためにも、カナダでの子育てにかかる費用(出産〜大学まで)の概算をなどざっくりとまとめてみました。この記事は自分用に綴っている内容になりますが、ケーススタディの一つになれば幸いです。
前提条件:家族構成など
まずは、我が家の家族構成はこちらになっています。
- 僕、妻、子(約2ヶ月)
- 現時点では第二子以降は不明
- 現在は1BR(1LDK)に住んでいるが、子供部屋がほしい(気がする)
- カナダのBC州に在住
今の所は子供は一人で手がかかっている時期なので、第二子以降はちょっと不明。基本的には二人で育てていると、なかなか大変なので第二子以降は一段落したらかな。
また、両親のケアなどで一時的に日本に帰ることはあるかもしれませんが、できるだけ長くカナダに住みたいと考えています。とはいえ、日本で暮らす場合もあるかもしれないので、「日本に住む可能性も頭の片隅に入れておいた方が良さそうだなー」といった感じです。
カナダでかかった出産費用
基本的には無料でした。これはカナダの健康保険が適用されますが、毎月の検診、出産費用、出産に伴う入院費、エコーなどが無料。
コロナ禍だったので、自宅で血液検査をした際に郵送費用が一部かかりましたが、それでも100ドルとかそんなもんでした。
また、出産の前後で雇用保険からの育休手当が月2,100ドルぐらい支給されていたので、家計の大きな支えとなってくれています。
現在の子育ての費用
まだ、新生児なので大きなお金がかかっているわけではないですが、それでも小さな出費は色々と発生していますね。おむつと粉ミルクで大体150ドルぐらいはかかっているので、年間1,800ドルといったところでしょうか。
離乳食を食べ始めたりするとまたちょっと、この数字には変化があるかもしれません。
衣類や寝具などは友人から頂いたり、フェイスブックのローカルグループを活用して嫁が無料でもらってきたり、10〜30ドルぐらいの安く手に入れています。カーシートとかお店でかったら高額ですが、それもフェイスブック経由で入手して使っていますが、今現在問題なく使えています。
デイケア(保育園)について
保育園は場所によって、値段が変わってきますが、僕の近所の保育園は3才未満だと以下の料金がかかるようです。(政府からのサポート込の金額)
- 1 day/wk $245/month
- 2 days/wk $470/month
- 3 days/wk $690/month
- 4 days/wk $890/month
- 5 days/wk $ $1065/month
週5日通わせた場合は、月1,065ドルとかなりの負担感ですね。僕の周りでは週2〜3ぐらい通わせている人が多い印象です。また、3才以上だと料金は少し安くなってきます
- 1 day/wk $195/month
- 2 days/wk $380/month
- 3 days/wk $590/month
- 4 days/wk $715/month
- 5 days/wk $860/month
ただし、政府は2025年を目処に保育園の料金を1日10ドルになるような政策を行っています。僕の子供がディケアに行き始めることは少し変化があるかもしれませんが。そうなってくれるとかなり有り難いので、大変助かる。
将来かかるであろう大きな出費
私立に通わせた場合はもちろん、その分のお金がかかります。まぁ、僕自身が高校までは公立でしたし、大きな問題なく育っていると思っているので、ここは公立で良いかなと思っています。(子供が行きたい学校などがあれば話は別ですが。)
大学からは有料
大学からは有料ですが、学校や学部によって大きく異なってきます。例えば、ブリテッシュコロンビア大学の場合は授業料で年5,617〜7,475ドルぐらいかかるようです。
ただし、カナダでは教育費のインフレが進んでいるので、考慮しておく必要があるかなと思います。その他の大学の授業料については、コチラのサイトがわかりやすくかったです。
関連記事:Tuition fees by university
自宅から大学に通うことは物理的に難しいので、授業料以外にも生活費が必要になりそうです。年間2万ドルだとしても4年間で8万ドルぐらい。物価上昇しているので、年間2万ドルの生活費は相当低めの金額となるので、実際はもう少かかりそう。
ざっくりですが、先程のブリティッシュコロンビア大学に通ったケースで考えると4年間で授業料が約2〜3万ドル、生活費が8万ドルとなるので概算で10〜11万ドルぐらいですかね。
もちろん、通う大学や学部、生活費などによって大きく変動してきますが、将来的にはこれぐらいのお金が必要になりそうだなということがわかりました。
住宅購入の準備をしておく必要性あり
あとは、子育ての費用とは少し異なるかもしれませんが、住宅購入による家の引っ越しの可能性も視野に入れてておく必要があります。子供が小学生とかある程度大きくなってくると、自室で勉強できる環境があったほうが集中出来きるし、経験上は努力が成果に報われやすいと思うんですよね。
市が提供している住宅で2BRの場合は、安くとも30〜40万ドルはする。月々の支払いは頭金が多い方が軽減されるから、日々の生活の負担にならない程度に早めに備えたい。
その他、習い事や教育方針などに関する考え方
子供が興味を持った習い事や関心ごとに関して積極的にサポートはしたい。ポイントは親があまり干渉しすぎないこと。「子供は親の言うことではなくて、背中を見て育つ」といいますが、結局は自分でしか動き出さないと思うんですよね。
親のエゴが子供の未来を壊してしまうような、残念な育て方だけはしないように気をつけたい。
将来的にもし、カナダから日本に帰国する場合はどうするか?
いまのところはこの可能性がわずかながらにありますが、現段階では日本への帰国は考えていません。
ただ、カナダのインフレが年々加速しているので、あまりにも生活費を逼迫するようなら日本への帰国も視野にいれています。賃貸の場合2BRで2,000ドル以上かかるケースはザラにあるので、負担感がかなり大きい。
お財布に優しくて家族楽しくやっていける環境であれば日本でも良いと考えているので、柔軟に対応したい。
カナダの子育て費用についてのまとめ
途中少し話は脱線しましたが、我が家のカナダにおける子育て費用についてご紹介してみました。
大学以降ではまとまったお金がかかりそうですが、それ以外であれば、「まぁ、やっていけるかなー」といった感じでしょうか。二人目以降が産まれた場合は大きな変化があると思うので、家計のファイナンス状況をアップデートしていけたらなと思います。
大学の時に10万ドル以降かかりますが、18年間で積み立てていくと負担を分散して準備する事が出来ます。
そのため、我が家ではRESPを利用して毎月、大学以降の費用について備えています。カナダで子育てしていて、まだ利用していない人は絶対に利用しておくべき制度の一つです。
備えあれば憂い無しなので、こども満足な教育機会を与えるためにも費用の準備を進めていければなと思います。
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