- カナダ在住で資産運用を始めたい
- 教育費や老後などの将来に対して、今から備えたい
- でも、なにから初めて良いのかイマイチわからない
こんにちは!カナダ生活7年目のようぺーです!
僕は2021年の11月にカナダの証券会社「Questrade」にて自分と妻の口座を開設しました!
1,000カナダドルを元手に35歳にして、初めての証券口座開設。
このブログでは自分が損をしないように比較や検討をした過程や結果を記録しているので、これからカナダで資産運用を始める方や現在取り組んでいる方の参考になれば幸いです。
老後の心配がある人は84.4%以上
生命保険文化センターが行った調査によると、自分の老後生活に「不安感あり」とした人の割合は84.4%と8割超の人が老後生活に対して不安を抱えている結果になっています。このうち、「非常に不安を感じる」という不安の程度が高い人が19.0%となっています。
引用:リスクに備えるための生活設計
生命保険文化センターによると「将来が心配だなぁー。。。」と感じている人が8割以上いるそうです。不安の理由としては、圧倒的に金銭的な理由が挙げられている。
老後生活に対する不安の具体的な内容をみると、「公的年金だけでは不十分」が82.8%と最も高く、以下「日常生活に支障が出る」(57.4%)、「退職金や企業年金だけでは不十分」(38.8%)、「自助努力による準備が不足する」(38.5%)の順となっています
まぁ、テレビやニュースなどで「老後2000万円問題で大変だ!」って騒がれていた時期があったので、心配に拍車がかかっているのかもしれませんね。
今このブログを読んでいる方で、同じように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このデータ日本に住んでいる方が感じている事ですが、カナダに住んでいる日本人も同じような考えだと推察されます。
毎月積み立てながら運用する事により、老後資金は準備可能
最も確実となってくるのが毎月積立(=ドルコスト平均法)になります。毎月積み立てることにより
- 元手が少なくてすむ
- リスクを平準化できる
といったメリットが存在するので、僕のような初心者に始めやすい投資法の一つとなっています。馴染みがない人にはイメージがづらいと思うので、例として2,000万円構築に向けて具体的なシュミレーションを3つほどしてみました。
30代後半ぐらいケース:月3万円
年利5%で27年間運用した場合、元本972万円+運用益が約1,078万円=2,050万円。
このシュミレーションの場合、僕は現在35才なので月3万円(年間36万円)の積立で62歳の時に約2,050万円を備えることが出来る。
所感としては、27年かかるが無理なく取り組める範囲だし、かなり現実的。また、年利5%は主要な投資信託やETFでも十分に期待できるリターンとなっているので、確実性が高いので、安心感はかなりある。
40代前半ぐらいのケース:月5万円
年利5%で20年間運用した場合、元本1,200万円+運用益が約855万円=2,055万円。
このシュミレーションの場合は、55歳の時に2,050万円を備える事が出来るが、月々の積立額が増える。その為、少しお財布への負担感がある。
40代前半ぐらいの方が今から備えたいと考えた場合は、月5万円(年60万円)は積み立てられると理想的です。
20代前半だと複利が効いて蓄財に有利
40年あれば、たったの月1.3万円(年15.6万円)で2,000万円間近まで到達するね!(元本は624万円)
アインシュタインは人類最大の発明は複利と言っていますが、これぞまさに複利の力。
そのため、現在20代前半の方は時間を味方につけながら、負担感なく積立しやすい
実際にQuestradeにて積立を開始
カナダの証券会社Questradeにて、口座を開設してみました。日本のSBI証券や楽天証券のようないわゆるネット証券。
- ETFの手数料は無料
- ETFは最小$1,000から開始可能
- 口座維持費も無料(TFSAアカウント含む)
TFSAについては別の記事で詳細を説明していきますね。積立NISAなどに似ている、カナダで投資を始めるなら、抑えておきたい税制優遇の制度の一つです。
他にもいくつか証券会社がありますが、とりあえず1つの口座を開設してスモールスタートしていく事にしました。他の会社はETFの購入手数料がかかったりするので。
QUESTRADEを数ヶ月使ってみたの感想は、こちらの記事にまとめています。
2021年11月現在の運用状況と基本方針
僕の口座状況。1000ドル入金して、とりあえずETFを1口分だけ購入。3ドルプラスになりました(笑)。
購入しているのは、米国のVanguard S&P 500 ETF (VOO)。最もポピュラーな投資先の一つ。米国の主要500社にまとめて投資しているイメージです。世界一の投資家フォーレン・バフェットも推奨する銘柄の一つとしても有名です。
「私が死んだら、資産の90%をS&P 500に連動した銘柄に投資しなさい」
とウォーレンは妻へ言い残しているほど。2021年現在、世界の経済は米国に連動する形で推移しているので、平均リターンが5〜7%は期待出来る
一旦、VOOへの長期投資を基本方針としていきます。
ちなみに、妻の口座はこんな感じ。こちらは8ドルのマイナス。
まぁ、まだ運用を開設したばかりなので、気長に取り組みたいと思います。老後にある程度の資金が構築できていれば問題わけですから。
そのた毎月の実績は下記のカテゴリーにてまとめています。
Questradeでコツコツ積み立ててみます。
日本円にはなりますが、ざっくりとシュミレーションした結果、概算ですが1〜5万円ほどを一定期間積み立てれば、2,000万円問題についてはある程度の解決をすることがわかりました。
カナダと日本で物価が多少異なる部分がありますが、こうして数値化すると必要な事がイメージがしやすくなりますね。大雑把ですがカナダドルに置き換えた場合も、公的年金と老後の20万ドル以上があれば、多くの人にとって安心材料となるでしょう。
もちろん、生活スタイルや人によってはこれだけでは足りないという人もいるでしょう。これらの数値はあくまで一般論となっているので、自身のケースに落とし込んでシュミレーションや運用をされてみてくださいね。
口座の具体的な解説方法はコチラで綴っています。手続きはインターネットだけで、30〜60分ほどあれば開設出来るので、比較的手軽に利用ができます。
また子供がいる方は最大で7,200ドルの補助金が受け取れるRESPの運用をおすすめします。